My Wedding

2002年9月14日に、ハワイのオアフ島の、Central Union Churchにて挙式、ハレクラニホテル、ラ・メールで親戚と親しい友人達とお食事を共にし、帰国後、10月にウェスティンホテル東京にて、友人中心のウェディング・パーティを行いました。今まで私たちImpressionでは、ホテルやレストランのウェディングプロデューサーとして会場の装花を中心としたデコレーション、ブーケ製作などの仕事を数多く手がけてきました。今ではどこのホテルでもみられるカラーのテーブルクロスも、18年前に母がウェディング業界にカラーウェディングとテーマウエディングを提案したのがきっかけでした。幸せな事に私は新婚旅行を兼ねた海外挙式と国内披露宴の両方を経験することができました。

通常、結婚式前はゆっくりエステに通ったりお買い物をしたりと楽しむものだと思っていたのですが、生憎いつもよりとても仕事が忙しくなり、(花嫁にとってはつらいです。ロマンティックな気分になれないのですから…。)とても大変でした。仕事をしながらの準備は、大変なのですが、一生に一度のこと、人と違った、型にはまらないマイ・ウェディングにしたいと思いました。
この長年の(?)夢を叶えるためにほとんどメールでハワイでの関係者と連絡を取り合いました。そのお陰でとても自然で私らしい、オリジナルなウエディングパーティをすることができました。でも、これからウェディングをと考えている人がいらっしゃるなら花嫁が1人で最後まで一人で頑張ろうとせずに、プロのウェディングプロデューサーに相談する事をお勧めします。

例えば必ずしも好きだからと選んだドレスが必ずしも似合う色だったり形とは限らないのです。私の場合も、始め試しにImpressionの理論からはずれた、前から憧れていたイタリアの繊細なレースで出来たエレガントタイプのドレスを試着してみましたが、やはり残念ながら似合わなかったのです。(今でも覚えていますがあまりに由美子らしくないと母と姉が大笑いしたのです。)Impressionの理論によると、私の個性や肉体的特徴に合うドレスは、シンプルでシャープなデザインのもの。そんなデザインを得意とする大好きなニューヨークのデザイナー、ヴェラワンに注文し、またブーケやフラワーアレンジメントも教室を持っている関係で、全て自分でデザインしアレンジする事になりました。ブーケはドレスに合わせて2通りのデザインの物を作り、途中で持ち替えてイメージを変えてみました。(式当日朝早く起きて作ったのは大変でしたが良い思い出となりました。)

9月にハワイで挙式したので10月の日本でのウェディングパーティは秋らしいほうが良いかとも思ったのですが、やはりハワイの挙式の写真もお見せする事になり、ハワイをテーマとしたコンセプトにする事になりました。ハワイをテーマに海のブルーと蘭の花の白。テーブルクロスもブルーと白。友人からのプレゼントの素敵なハワイアンの曲と共に入場。又来賓の方がびっくりなさったのは、舞台の上に置かれたお花の屏風でした。この屏風は母や姉と海外に旅をした時の思い出です。その時の妖艶な蘭の花が今でも忘れなかったからです。その蘭の屏風が私たち2人の椅子の後ろにあり、美しい香りが綺麗な音楽と共にゲストの周りに流れ、香り自身も遊んでいるかの様に見えました。あまりの美しさに私自身もみとれてしまい、パーティの間中、何度も何度も振り返っては見ては楽しみました。

このパーティはゲストの方々だけではなく、ホテルのあらゆる立場の方々が一同に楽しんでくださっているのが印象的でそれがとても嬉しかったのです。
こんな素敵な思い出一杯のウエディングパーティが出来たのも、両親をはじめ、家族、友人、スタッフの方、ホテルの方、関係して下さった全て一人一人のお陰と心から感謝しています。特に家族は準備段階から惜しみなく協力、サポートしてくれました。また両親の友人の方々には、両親への友情を私にまで分け与えてくださり、いろいろな面で優しく祝って下さったことには一生感謝です。結婚するまで、これほど自分が周りの方に支えられ、愛されていると感じたことはありませんでした。またこんなに祝福を多数の方から頂いた事があるでしょうか?

このように幸せな状態にいることが出来るのも、周りの方の支えがあってこそと心から感じ、これからはこの幸せを多くの人達に与える側になりたいと思います。
この経験を生かして、更にお客様の立場を理解しながら、これからもウエディングプロデューサーとしてより良い仕事をしていきたいと思います。

Written by Akemi Sugawara